北小金教室
バランス
2010年1月20日
先日、軽度のぎっくり腰になった吉田です。
背中が痛く、普通にしていても生徒の失笑をかっています…
そんなヘタレな腰に喝を入れるべく、先日休みを利用して鍼を打ってきました。
その帰り、ヘタレ腰に気を使ってくれた妻が子供を抱いて電車に乗りました。
妻を座らせようと、優先席のほうへ行くと、ドラマのような光景が…
3人がけのシートに携帯で音楽を聞いている男性と子ども連れのお母様が座っていました。
乳幼児を抱いている妻に一切気づくことなく(?)、電車は進んでいきます…
座っているお母さんは、お子さんとお受験か中学受験の勉強を始めていました。
結果、だいぶ経って男性が先に下り、妻は無事に子どもを抱いたまま座ることができました。
そんな光景を目の当たりにし、一人の親としてふと考えてしまいました。
優先席に座っていた方々には、それなりの理由や事情があったと思いますし、それを私が確認していない以上、言及することはできません。
しかし、主観的な事情ばかり優先して行動すると、少し離れた視点から見ると時に不思議な光景に見えることがあります。
私も同様です。
主観的な事情でつい行動し、周りの人に迷惑をかけてしまうことが多々あります。
当然反省すべき点なのですが、もっと怖いのは、その姿を見て育つ子どもがその行動を正しいものと認識してしまう点ではないでしょうか?
常識というか、ふとした気遣いをいつも忘れないバランスが取れた人になってほしいと、子どもに願っています。
そのためには、親である私が率先して見せていかねばならないと感じました。
今、わが教室の受験生は、次のステージに進むための試練に一生懸命立ち向かっています。
そんな子達の背中を見て、内面的にも次のステージへ進んでほしいと願っています。