小金原教室
消しゴム
2009年12月9日
こんにちは、小金原教室の小野寺です。
最近印象に残ったこと。
ある生徒が、いつも誰かに消しゴムを借りていました。
見兼ねた私は、「いつも勉強頑張っているから、あげるよ」
と言って私の使いかけ(と言っても、あまり使っていない)を
あげました。
確かそれは9月か10月頭だったと思います。
最近見てみたら、違う消しゴムを使っていました。
「ん?俺があげた消しゴムは?」
「先生、もうあれ全部使い切っちゃった」
にこにこしながら私に返事をするその子。
およそ二ヶ月で一つの消しゴムを使い切ったことになります。
私自身、消しゴムを使い切った記憶はありません。
その子はそれだけ、勉強したということです。
結果、現在わが教室で学年2位。
すり減った消しゴムの量だけ、その子の頭の中に知識と解法が
蓄積されていっているのでしょう。
受験までに、もう一つ使い切ってくれないかな、と思っています。
私のデスクの中で、真新しい次の消しゴムがその子に呼ばれるのを
待っています。