北小金教室
父親
2009年8月24日
皆様のご協力・お気遣いを得て、8月22日土曜日に子どもが無事生まれました!!!
月曜日に教室へ復帰したのですが、生徒から名前やら性別やらを聞かれまくって困りましたが…このブログを読んでくれている方だけにお知らせします。
“息子”ですっっっっっっ!
土曜日の明け方から産気づき、夕方に出産しました。
とても疲れましたが、ただただ感動するばかりでした。
産まれようとする子どもとそれに命がけで応えようとする妻の姿…二人の想いがピークに達したとき、息子が姿を現しました。
生命の神秘とかではなく、お腹にいたときから紡いできた親子の絆が、母子とも健康な出産という奇跡を生んだことにただただ感動し、涙が止まりませんでした。
子どもは保育器に、妻は病室に入ったところで一人帰宅したのですが…一つ分かった事がありました。
私は、思春期の頃親にやたら反抗していました。
“産んでくれと頼んだ覚えはない”と言い放ち、母を泣かせ、一切心を開かず父を困らせ、ぬぐってもぬぐいきれない心の傷を両親に与えてしまいました…
今では当然十分反省し、出来うるだけ両親を大切に思い、行動するように心がけています。
しかし、その反省に大きな一点が欠けていたことを先日の出産で気付かされました。
それは、親だけでなく子どももその両親の下に産まれたいと願い、自らの意思でお腹から必死で出てくるんだと…。
妻が常々口にしていたことですが、あの出産はその言葉を見事証明してくれました。
この気持ちを生徒達に伝えたいと考えたのですが、感情極まってしまったらいけないので、この場を借りてお話したいと思います。
親や家族を“ウザい”といわないで下さい。
ご両親だけでなく、あなた達本人の願いもあったから今のご両親・ご家族の下に存在しているのです。
そして、それはお互いが同じくらい強い気持ちがないと成り立たなかった“奇跡”なんです。
時には喧嘩したり、気まずい雰囲気になる日もあるでしょう。
でもそれは、あなた達が産まれた時のお互いの気持ちをちょっぴり忘れているに過ぎません。
いまや世界には60億人の人が住んでいます。
そんな中で、あなたがどんな人になろうと、どんな事をしでかそうと、あなた達に何かあれば全てを放棄してでも心配し、救いの手を差し伸べてくれるのは誰でしょうか?
60億人の中のたった数名の家族が、自分の唯一絶対的な味方なんです。
そんなこともわからないような君たちだとは思えません。
そんな大切な人達を“ウザい”といわないで下さい。
今の自分があることに感謝して、いつも心を込めて“ありがとう”と伝えて下さい。
自分の子どもにそんなことを言われたら、私はどれだけの勇気をもらえるでしょうか。
貴重で大切な家族を大切にすることから、あなたたちの全ての幸せが始まると思います。
あなたたちもご家族も幸せであって欲しいと切に思うのです。
どこかで耳にして様な陳腐な話だったかもしれませんが、私は先日心から実感したことです。
そして、父親として命をはってでも自分の家族を守ると決意した日になりました。