小金原教室
きこりの話
2009年2月27日
あるところに、男の子と、その男の子の父親が住んでいました。
お父さんは少年に尋ねました。
「今日は、何をして遊んだんだい?」
少年は答えました。
「山に行ったんだよ!そしたらね。
きこりに会ったんだ!しかも2人にもだよ!
僕も将来、きこりになりたいと思った!
でもね僕は…2人目に会ったきこりになりたいな!!」
なぜ、この少年は、
2人目に会ったきこりになりたいと思ったのでしょう?
少年の話はこうでした。
「1人目に会ったきこりは、
とてもつまらなそうに木を切っていたんだ。
僕は聞いたんだよ。
『どうして木を切っているの?』
きこりのおじさんは答えんだよ。
『生活をするためにはお金が必要なんだよ。
だからしかたなく、木を切っているんだよ。』
『へ?、そう。』
そのままもっと森の奥へ行ったんだよ!
そしたらね。
今度は別のきこりのおじさんに会ったんだ!
2人目のきこりのおじさんは
とても楽しそうに木を切っていたんだ!
僕は聞いたんだよ。
『どうして木を切っているの?』
きこりのおじさんは答えたんだよ。
『これはね。木を切っているんではなくて、
幸せを切っているんだよ!
いま自分が切っている木が、
やがてだれかの住む家になって、
そのだれかを幸せにして、その幸せは、
その家族の幸せになって、
幸せがどんどん広がっていくんだよ!!』
だから僕は、2人目に会ったきこりになりたいんだよ!!」
この話は、なにか物事を行うときに、だれかのためになっている!
と意識するだけで、仕事の取り組み方や成果が変わってくる!
という話です。
なにか物事を行う時に、人の幸せのために行っている!
と意識するだけで、成果は変わってくるのではないでしょうか?
こじつけかもしれませんが、
小学生や中学生、高校生が行っている勉強も、
いずれだれかの幸せに変わります。
そんな気持ちを持って勉強をしていきましょう!!
自分の話で恐縮ですが、
生徒に勉強を教えることが幸せを教えていることに
直結している仕事が出来ている自分は、
とても幸せだな?と感じます。