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先生の恋の話
2008年10月28日
最近、秋になったせいか、恋愛の話題を生徒がよくしていますので、本当の恋愛の話を一つしてみたいと思います。
私は、今から10数年前に、たった一度の本気の恋愛をしました。
ドラマのような話しですが、本当にあった話しです。
大学4年の夏。既に就職先が決まった私は、暇をもてあまし、親戚のいる函館に遊びに行きました。8月のよく晴れた日でした。空港に着いた私は、そこからローカル電車で親戚の家に向うため、駅にバスで出ました。駅について、30分ぐらい待ち、電車がホームに来ました。始発なので発車まではまだ20分ぐらいありますが、待ちくたびれていたのでホームに向いました。
そこの喫煙所でタバコを吸っていた私は、次の瞬間に倒れこみました。誰かにぶつかられたのです。少しむっとしながら振り向くと、そこに1人の女性が立っていました。苗字はふせますが、その女性が『そら』です。
真っ白なワンピースを着た彼女に、私は一目で心を奪われました。彼女が必死に誤ってきたので、わざとではないことは分かりましたが、それより気になったことがありました。彼女が何か苦しそうに見えたのです。
『トランク持ってあげようか??』私は、下心が無かったとは言いませんが、自分でも考えられないくらい素直にその言葉が出ました。そのホームにいることで、同じ電車と言うことは分かりましたので、彼女と同じ電車に乗り込むことになりました。【つづく】