南流山教室
電光石火
2008年9月9日
自動車の世界最速を競う「F1」。みなさんはご存知でしょうか。今シーズンは、世界各地を約8ヵ月かけて転戦する予定です。現在、18戦中13戦目までが終了しており、来月は日本でもレースが開催される予定になっています。
この「F1」レースは、スタートダッシュが勝負と言っても、過言ではありません。
昨シーズンは、17戦のうち12戦で、第1コーナーを最初に通過したドライバーが優勝しています。
2番目に通過した選手が1位でゴールしたレースは4回。3番手からの優勝は1度しかなく、4番目以降に通過した選手が勝利したレースは、一つもありませんでした。
ちなみに今年も、最初のコーナーで4位以下だった選手の優勝はありません。スタートから第1コーナーまでの短い間で、レースの大半が決まっているのです。
「電光石火」の「電光」とは雷の光のことです。最も重要なスタートの時に?ピカッ?と光る稲妻のごとく「電光石火」で動けるかどうか。これが勝敗の分かれ目となるのです。
これは、すべての物事にあてはまるのではないでしょうか。
ローマクラブの創立者であるペッチェイ博士は「立派な目標を達成するためには、よいスタートを切ることがおそらく一番重要なことだ」と綴っています。
勉強もスタートが大事です。最初の勢いが勝負を決めます。この2学期、いいスタートを切って、中間テスト、期末テストに臨みましょう。