南流山教室
大三国志展
2008年6月14日
先日、八王子の東京富士美術館で行われている「大三国志展」に行ってきました。
ハッキリ言って、三国志マニア、もとい三国志研究家の自分から見ると、奇跡としか言いようのない展示内容でした。
まず第一に中国国内から出品された約150点の内、な、な、なんと、53点が国家一級文物と呼ばれる(日本の国宝に相当する)大変貴重な作品なのです。この時点で、奇跡です。三国志関係なく、そんな展示を見た事がありません。
また、自分は数年前に三国志研究のため、中国各地を一ヶ月程、旅をした経験があります。時には、中国語の全く通じない場所に行ったり、時には外国人というだけで村全体に歓迎されたり、生死がかかった時もありました。泊まる場所が無くて困った事もありました。そんな苦労して見てきた文物が、ほとんど集合しているという事が第二の奇跡です。生きて、再び、あの時の文物と出会えるとは思いもしませんでした。
しかも、今、三国志の最新研究物である「朱然墓の出土品」までお目にかかれる事も凄い。(すいません。マニアックで)朱然の名刺なんかも展示されていました。(1800年前に名刺があったんですね)
そんな素晴らしい展示の裏には、本当に多くの努力があったと思います。創立者を始め、館長や、現地に赴いて忍耐強い交渉を重ねてくれた方々、輸送に対して細心の配慮をして下さった方々、その他、運営に携わってくれた方々、本当にありがとうございます。
7月13日までやっておりますので、是非、みなさんも一度、足を運んでみてはいかがでしょうか?
ところで、よく、生徒に「先生は三国志で誰が好きなの?」とよく聞かれます。この前は、保護者面談で、保護者の方に聞かれました。
小学生の時から今まで劉備が好きな時、曹操が好きな時、孫権が好きな時、関羽・趙雲・馬超・張遼……などなどいろん登場人物が好きになった時がありました。そして、最終的に出た結論は「みんな大好きだ」という事でした。
悪い奴や、だらしない奴、アホな奴もいます。でも、そいつらがいなければ、物語が盛り上がらないし、そいつらが一人でも抜けたら三国志じゃなくなるからです。名も無い民衆の一人一人も大事な大事なキャストです。彼ら、彼女らがいなければ、国も、世界も形成されません。
そして、先生はフラップも同じだと思っています。フラップには、いろいろな性格の生徒がいて、いろいろな先生がいて、それを支えて下さっている、保護者の方々や、地域の方々、関係者の方々がいて、その誰かが欠けてもフラップは成り立たない。これら全部でフラップなんだと先生は思っています。そして、先生はそんなフラップが大好きです。
さあ、徐々にですが夏の足音が近づいてきました。夏はフラップが一番賑やかになる時期です。一番、生徒の能力が伸びる時期です。みんなで一緒に、夏を楽しく乗り切っていきましょう!!
そして、その前に、しっかり期末テストで大勝利していこうね!!