敬語
2011年11月26日
中学生の国語の授業に「敬語」という項目がある。
尊敬語、謙譲語、丁寧語っていう類のものだ。
敬語を塾や学校で教えるのもヘンテコリンなものだ・・・とは思うが
定期テストの範囲になっているのだから仕方がない。
しっかりと教えるのだが。
生徒達から時々 お決まりの質問がある。
「敬語って何で必要なの?」
「なんで敬語勉強するの?」
だいたい授業中にこの手の質問があった時には
聞こえない振りをするの一番なのだが・・
(だいたい授業の脱線転覆を図る 革命戦士の軽いジャブに引っかかってはいけない。)
または
「試験に出るからに決まってるだろ。つべこべ言っているとこれから左手で自分の鼻をつまんで
右手で左耳を持ちながら授業を受けさせっぞ!」
と理不尽な事を言うと だいたい
・・・・な・ん・だ?・・・と言う雰囲気で静かになるのだが
少し乗ってあげる時もある。
私「敬語を覚えととかないと困るからじゃない?」
生徒A「タメ語でいいんじゃない?」
生徒B「そおーだよ。 人間平等だから タメ語でいいと思う。」
私「人間、平等のはずかないjじゃん! 子どもみたいなこといってんじゃないよ!
あ! 君ら子供か、ワリかったね。」
「冷静に考えてみろ。 今君達は 親御さん。お父さんやお母さんの庇護の下にいる、庇護ってわかるか?
養ってもらっている。という意味だぞ。 そういう状態のときはタメ口でも生きていけるんだよ。
親の愛っていうのだけが君達の生きる糧だからね。
でもねこれが社会に出て行くとそういうわけには行かない。
例えば 君達の部活で 先輩にタメ口できるか? したらどうーなる?」
生徒A「ヤバイかも ボコボコにされるかも?」
生徒B「注意される。」
生徒C「うちの部活は上下関係ないし・・大丈夫」
私「そーだろ。 中学生でも敬語使わないとまずい場合もある。 これが社会人になると
もっと厳しく、複雑になる。」
「仕事をしていてタメ語を使っていると 給料が上がらないかもしれないぞ。 それに出世もいできないかもしれない。それに仲間はずれになるかもしれないな。」
生徒A「それは差別じゃないんですか?ずるくないのですか?」
私「差別?かもしれないな。 ずるいかもしれない。 でもそれがずるいことでも
誰もその人たちを罰することはできない。ただタメ語を遣った君が損をするだけだ。」
「逆に正しく敬語を使えると、その人たちの仲間になることができるし 色々教えてもらったり
して特になることが多くなる。」
生徒B「心にも無いことやおべっかを言え!言うことですか?正直に発言したらいけないんですか?」
私「別にいいよ。正直に思ったことを相手の気持ちも考えないで発言してもね。 ただそれだと確実に
嫌われるよね。 逆に聞くけど 友達に敬語使うか?使わないだろ? 」
生徒C「使ったらドン引き!」
私「そうなんだよ。空気を読めない奴は嫌われる。仲間がいない。愛されない。という状態になる。」
「普通の大人や常識のある大人は皆敬語を上手に使う。 そしてそういう人しか仲間に入れてくれない
仕事をしてお金を稼ぐようになると、人に愛されないとやっていけない。どのグループにも入れないと
生きていけないんだよ。 そして これは世界中どこの国でも同じルールで動いているけど
豊かで 幸福な人たちのグループほど 言葉の使い方が丁寧で 喧嘩がなく 相手を尊重する言葉を使うんだよ。要するに日本で言うと敬語だな。」
生徒A「でも言葉は意味が通じれば良いと思うっす。」←敬語を使おうとしてるのか?
私「Aよ。君は結婚式に普段着でいくか?君の母さんも化粧しないで式に出たりするか?」
生徒A「そりゃないっすね。」
私「そーだろ。 敬語ってーのは言葉に化粧をして上げたり、ピアスをつけたり。かっこいい革靴を履くのと
似てるんだな。 タメ口ってーのはジャージと同じだ。 君らはいつもジャージだからな。」
「でも大人になっても いつもジャージしか着ることができない人生でいいのか?一生ジャージか?」
生徒B「いや! ドレスとかスーツとか着たいです。」
私「だろ? だろ? それが敬語の勉強の理由かな。 分かりましたか?」
生徒ABC 「大体」 ガクっ!


