フラップ代表取締役の飯塚です。教育に対する私の思いや塾で の出来事などをブログとして掲載していきます。
知的興味の炎
2012年05月11日
下記の文章は2012年5月の教室便りの巻頭コラムの内容になります。
今回の大型連休、保護者の皆さんは子どもさんとどこかにお出かけをされましたか?
子どもが幼稚園、小学生低学年のころはいろいろな所に連れて行ってあげたけど、
中学生になると部活動で別行動・・というご家庭が多いのではないでしょうか?
昔から中学受験の世界では定番、常識のような話しなのですが、「ゴールデンエイジ(10歳から12歳、つまり中学受験の年齢)に知識の吸収が速い子どもに共通しているのは
幼児期から10歳くらいまでに良質な知的体験を数多く経験している。というのがあります。
博物館や美術館、自然観察やプラネタリウム、古跡や城跡、神社仏閣などをご両親と休みの度に訪れる割合が高いそうです。確かにそのような体験を多く持っている子どもさんは知的好奇心も強く、知識の吸収のスピードが速いのも教えていて実感することは多々あります。
ただ中学校に入学すると、思春期を迎え、部活動が始まり、時間的に大幅な制約を受けるようになるとなかなか親子でお出かけの機会も減ってきます。親子での密接な関係が希薄になってくるのが13歳、14歳からです。
ただ私が生徒さん達を教えていて感じるのは、幼児期や少年期に保護者の方から多くの知的な刺激を受けた経験のある子どもほど、他の大人(ここでは講師)の知的な話題に興味を示す傾向が強いようです。
理系の講師が話す大学での研究の話しや実験などのディープな話題にも興味を持ち始めたり、文学オタクの国語の講師と仲良くなる文学的な生徒さんが出始めたりするのもこの年齢からです。親御さんやご家庭から少し広い世界の大人との接点が広がってきたと言うところでしょうか。
「土曜日の午前中はいつもお父さんと図書館に行っていた。」
「日本中で日曜日の8時は大河ドラマを見ていると思っていた。」
そんな生徒さんはやはり読解力が非常に高いし、歴史の造詣が深いです。
知的興味は幼少期の日常生活から小さな炎を灯し始めると思います。
私たちは日常で生徒さんたちと接していると、そのような炎、才能を持つ生徒さんと出会うことが多くあります。その炎を活かせるように得意な分野を伸ばして、不得意な分野を補うようにしたいと思います。そして私たち学習塾の大切な役割は才能を活かすために、不得意な部分に力を与えること、平均レベルまで引き上げることだとも感じているところです。
フラップ指導会 代表 飯塚晃
ミスの捉え方
2012年04月17日
以前このブログにも記したことだが(ケアレスミスこそが本質だ)
私は生徒達に以下のような話をする。
生徒「またケアレスミスしちゃった(笑)」
私「それが実力なんだよ。」
少し冷たく聞こえるかもしれないが
私はこのケアレスミスと言う言葉があまり好きではない。
保護者面談などで
お母様たちが 「うちの子はおっちょこちょいで」「注意深くやればもっと得点できるのに」というのも
なども同じだ。
本当は実力がある。(と思いたい)
やれば出来る。(と思いたい。) という逃げが見えてしまう。
ミスを直視しなければまったく向上はない。
このような趣旨の内容が以前のブログの内容だった。
学生時代に特に小学生、中学生の時代に
ミスや失敗をしっかり認めて
それを克服する経験や訓練をした人と言うのは
社会に出てから強いと思う。
仕事をしていくこと、生きていくことというのは
ミスや失敗や挫折の連続であることは言うまでもない。
だからそれに対応して克服する訓練をしているか否かが
とても重要だと思う。
言い訳や逃げの態度をとってはいけないのだ。
自分のプライドは酷く傷ついても 誠実にミスや失敗を認める練習が
大切だ。
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これは社会人になってからの方がより顕著に結果に現れる。
ミスや失敗によって 成功の道から外れていく人が多くいる。
学歴や知能的には非常に高度な能力を有しているのに
それがある欠点によって 世間に受け入れられない人がいるのは
とても残念なことだ。
次回は自分のミスや失敗を見逃して
欠点を放置して成長してしまった人の例を
考えてみたいと思います。
新しい教科書
2012年04月05日
以下の文章は2009年4月号 教室便りの内容です。
生徒のみなさん 進学、進級おめでとうございます。 小学、中学、高校とそれぞれの学校で授業が始まるころかと思います。そして 新学年には新しい教科書を貰います。
糊が利いていて、ピカピカの教科書です。 私も小学生のころ 「今年はどんな勉強をするんだろう?」とゆっくりページをめくった記憶があります。
当たり前のように毎年受け取っている教科書ですが、私達が無償で(無料と言う意味)教科書をもらえると言うのは結構すごいことなのです。 そして安全に 安心して勉強ができると言うのもすごいことなんですね。
皆さんは世界には 学校に行けない子ども達がどのくらいいるか知っていますか?
世界には小学校にも通えない子ども達が 1億2000万人から1億4000万人もいるのです。日本の人口と同じくらいの子ども達が今でも学校に通えないでいます。
そのほとんどは アジアやアフリカそして中南米(発展途上国という地域)の子ども達です。 なぜだと思いますか?
戦争で学校がなくなってしまったり、幼い妹や弟の面倒をみなくてはいけなかったり、
近くに学校がなかったり、あっても先生がいなかったり、そして自分が働かなければ家族が生活できなかったり・・・・ そういう理由で多くの子ども達が学校にはいけないでいます。また 学校には行けるけども働きながら学校に通っている子どもも同じくらいいるのです。自分で稼いだお金で教科書やノートを買っている子どもももちろんいます。
でも、学校に行けなくても 生きている子どもはまだ幸せです。
5歳までに1200万人の子ども達が死んでしまうのですから・・・・(ちなみに日本の小学生は750万人くらいです。)飢えや病気や戦争で
当たり前のように 安全な教室で 勉強をしている私達ですが、そのこと自体がとても恵まれたことなのだと思います。
生徒の皆さんは 新しい教科書を開く時、少しだけでもそんなことを考えてください。
フラップ指導会 代表 飯塚 晃
短所と長所の違い
2012年03月29日
前回は長所を伸ばすのは生活の中に実力をつける訓練を入れていく。
生活習慣にしていかなければならないと言う内容を書いた。
別の言い方をする。
長所というのはその人の飯の種、プロの部分、人より抜きん出ている部分である。
その長所を伸ばす=専門家として成立する。
そのためには長期間の訓練が必要になる。
コックさんやパティシエ、大工さんや植木職人のような職人系
会計士や社会保険労務士などの資格系
講師職やジムトレーナーなどのインストラクター系
それぞれ職業として平均以上の年収を得るには 長期間かかる。
そしてその中で抜きん出た成果を出すには 深くて長い修行が必要だ。
数年の長い期間、人間は集中を保つことは出来ない。
修行を生活の中に取り入れなければ
長続きしない。
そのような趣旨。
それに対して、短所を直す
短所と言うより 物事に対して最低限のレベルを得るには
「短期集中型」の取り組みがふさわしい。
例をあげると
「スイミング」
アスリートとしてオリンピックや各種の大会で上位の成績を伸ばそうとするのが
長所を伸ばすこと。 それには長期間の修行が必要。
それに対して
素養として または体育の一貫として 水泳、泳げるようになるには どうしたらよいか?
数日から数週間の短期集中で泳ぎ方をプロに習うのが最も効果的だろう。
タイム、記録は関係ないのだ。
自分はカナヅチである。これは短所である。
これをなくす為にはトレーニングプログラムが出来上がっている
短期集中型の訓練をするのが最も効率がよい。
「運転免許」もこれと同じ考え方だ。
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勉強も同じ考え方でよいと思う。
よくこのような事を言う生徒さんがいる。
「なぜ 古文(数学でも歴史でもいい)なんか勉強しなければならないの?」
「絶対に将来 古文を使うことはないと思うのに。」
大体このような質問とも愚痴とも判別がつかないセリフは
不得意科目に寄せられるのだが
このような質問に
「古(いにしえ)、古人より学ぶことが多い」とか
「歴史つまり過去を学ぶことは・・・」などと真面目に答えてはいけない。
意味を教えるのは「長所を伸ばす子」に対する接し方である。
歴史が好き
数学が好き
古文に興味がある。 そのような子でないと
意味は通じない。
波長が合わないのだ。
長所を伸ばす子には物事の根本を教えてあげればよい。
それに対してその科目が嫌いな子に対しては
いかに効率的に「運転免許」を取得して安全運転が出来るか。
いかに苦しくなくクロールの息継ぎが出来るか。の方法論を教えてあげることが必要なのだ。
ここを間違えてはいけない。
歴史の教師にとって 歴史は専門、面白い興味深いに決まっている。
それを嫌いな子に押し付けて、熱く語ってはいけない。
歴史の好きな子には熱く語ってあげればよい。
ここを間違えてはいけない。
自分が「簡単。手抜き料理教室」に通っているのに
鰹節から出汁をとることからはじめられたらうんざりだろう。
まずは簡単なレシピからレッスンして欲しいのは当然だ。
その中の10人に1人が 料理に興味を持ってくれれば上出来だ。
欠点、短所、不得意を直すのは短期集中で行う。
これが鉄則である。
石の上にも
2012年03月12日
前回長所というのは長い年月をかけて育み、育てていくものだということを
書きました。
長所とか個性とかを
生まれつきの才能と捉えるのではなく
自分の努力によって形作るものと考えないと何事も成就しないと思うのです。
明らかに適性を欠く選択や興味のわかないものなら話は別ですが
数カ月や2年くらいの取り組みで
自分にその才能があるとか、ないとか判断するのは愚かなことであると思うのです。
ここから前回の続きなのでが
その時に大切なことは何なのか?ということを考えてみたいと思います。
石の上にも3年
桃栗3年柿八年というように
何かを身につけたり、甘い果実を手に入れるようにするには
一定の年月、修行の期間が必要なのですが
その時期に必要なのが
「生活を楽しむ」ということです。
別の言い方をすると
「自分の生活のペースを掴む」ことです。
仕事で実力をつける時期は
短期ではありません。 短期集中型ではないのです。
運動部の強化合宿のような実力養成の方法はあまり効果はありません。
現在様々な病気が生活習慣病に分類されています。
食生活や運動習慣、飲酒、喫煙そして生活の中のストレス。
肥満一つをとっても
短期間のダイエットで落とした脂肪は、リバウンドをしやすいですよね。
日々の生活の習慣を変化させないと生活習慣病を克服することはできません。
さて仕事の場合も同じだと思います。
短期で強い強度のストレスを感じながら仕事をしていくことは
その期間内においては実力はつきますが 長続きしません。
しかし全くのストレスなし 低い強度での仕事では
お菓子食べ放題、お酒飲み放題、食べ放題飲み放題の生活習慣と同じです。
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仕事と生活の時期によるバランスが大切です。
生活の潤いは何によって得られるのでしょうか?
家族との触れ合い
充実した趣味
健康的な睡眠や、食生活 いろいろあると思いますが
仕事と生活両者のバランスを上手に取っていくことが大切です。
長所を伸ばす、長所を作るためには
良質な生活を送ること
自分の生活の中に潤いを入れることが必要だと思います。
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以上は長所を伸ばす上で大切なことですが
逆に短所をなくすためには逆の考え方をする必要があります。
それは次に

